やっと寝床と認識したようだ、が

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くんかくんかしたり、前足でちょいちょいっと遊んで、やっとこさ寝床に収まった。

が。どうしてそこで落ち着くんだ。

固唾を飲んで母と妹とで入っていくのを見守っていたんだが。ねぇすごい傾いてるよきつくないの。

この体勢のまま体と寝床内を舐め出してしまったので、みんなしてモヤモヤした。

まぁ、可愛いので、よしとする。







さて。

派遣は飲み会には呼ばれないらしい旨を、仲良しのお姉さんに伝えた。

ら、だったら私いーかない。と。

ゾノっち居なかったら意味ないし!何かむかつくし!と言ってくれたお姉さん。それはそれで申し訳なかったが、その言葉は単純に嬉しかった。でも、出てくれ。

特別、女子は誰しも覚えがあるこの現象な。

学生時代にも友人にこういう子がいた。ゾノが行かないなら行かない、と。仲良しが私だけって言うならまだわからんこともないんだが、彼女は仲良しグループの中のひとりであった。

二年の中頃から、嫌いな授業と、授業のない式系の行事はサボり始めた私。親がちょっとうるさかったので、登校するだけして、めんどくなったら仮病でおサボりという中途半端に劣等生であった。

仲良しの彼女は、最初こそ出ろよ〜と他の仲間と同じように叱ってくれていたのだが。特にふたりでいることが増えた辺りから、彼女もサボり始めてしまった。

サボったからと言って、一緒にいた訳ではない。後々、あいつもサボったんだよと、他の仲良しの子から聞かされるという流れであった。

サボってる私がサボるなよとか言えないし、というかそいつの勝手だし、と。そこまで興味はなかったのだが。

次第に、友人たちから言われるようになる。

『ゾノがサボるからあいつもサボるんだよ!』と。その時は知るか、って気分だった。

サボって悪いことするでもなし、危ない遊びに誘うでもなし、私と違って彼女は頭が良かったので、いざとなれば挽回できるだろうし、と(因みに私はいつも追試や補講でギリギリであった)。

そうして過ぎていった高校生活。卒業式も間近に迫った二月にもまたそれは起こった。

高校生活最後の思い出(?)に、投票によって決まった場所に遠足にいく行事があった。

私達は某遊園地に行き先が決まった。無論、私は行かない。

高校生活最後の、ということだったし、さすがに彼女も行くだろうと思っていたのだが、もはやお決まりのように彼女も行かないと宣言した。

友人たちは説得した。彼女をではなく私を。

ゾノが行けばあいつも行くから!行こうよ!という、メールを何度か無視した。今思うとひどいもんだ。本当すいませんでした。

勿論、面と向かっても言われた。何で行かないの?と、お決まりの問いに、私もお決まりの答えを返す。めんどいから。

だったらゾノからあいつに言ってよ!と言われてしまったので、彼女に行ったらどうかと提案する。私から言われても同じだろと思った。無論、彼女はゾノが行かないなら行かないと答えた。

友人の説得むなしく、ふたりして遠足は欠席。

そしてお次は、三年生を送る会。予餞会?である。

予餞会に限っては、いい加減に彼女のことで言われるのが面倒になっていたので、行く!寝過ごすかもしれんけど!と言っていた。寝過ごすかもと後付けしてしまったのは、その場でのツッコミが欲しかっただけである。

実際、行けたら行こう、くらいには思っていた。そして、寝過ごした。起きた時間は予餞会が始まった時間。二度寝した。

寝過ごすかも、と後付けしてしまったせいなのか、彼女も結局行かなかったらしい。行動パターンが読まれていたのか、もしくは、本当に自分も面倒で便乗していただけなのか。


そんな、同じことしたがる彼女含めた、輪を乱したがらない友人らとは高校卒業後、距離を置いた。

何度か集まりの誘いを受けるも断り続け、次第に連絡もなくなった。

一度彼女と飯を食ったことがあるんだが、それはまた別の機会に喋ろう。





まぁ、誰かが行かないなら行かないというのは、自分でも言ったことはあるんだが。

あんたが来ないと行かないらしいから来てよ!と言われる側の気持ちもわかるので、あまり強くそういうことは言わないようにしている。

何というか…あれだ。ゾノが来ないのは別にいいけどあいつが来ないのはちょっと、みたいなことを言外に言われているような気分になる。決して言ってる方はそんなこと思ってないのはわかってるんだが。

今回の飲み会、本当にお姉さんが行かないとしたら心苦しいが、今回に限っては言われることもないだろうし放置である。

結局自分が一番かわいいというオチであった。