本能先生が猛スピード疾走中

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晩御飯はハイジと、某麺屋さんにて。

こちら、裏(?)メニューのあんかけチャーハンとからあげ。ここに来たら腹の調子が悪くない限り頼むやつ。



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この唐揚げ、甘酢がかかっている。

この甘酢あってのからあげだが、口内炎があるときはなかなか食すのが苦労する。

年中口内炎に悩まされるハイジだが、それでも食べるお気に入り具合である。

この甘酢を、チャーハンも終盤頃にちょろりとかけて食べるのがまた美味い。脇に置いてあるコチュジャンも程よい辛味が新たな味を引き出すのだが、こっちの甘酢の方があう。



ここの中華麺屋さんは、ハイジとふたりでよく訪れる。

ハイジは中学生時代からちょこちょこ通っている。中学時代から通っている割に、ここの定番ラーメンしか食べたことがないという。まぁ、ハイジらしい。

以前は、ご飯行こうという話になると、必ずハイジはここをチョイスした。昨今は、私がここのあんかけを気に入って以来、時折無性に食べたくなった時に私が誘う程度である。

あんかけチャーハン。こいつは掲げられているメニュー表に載っていない。

ある日訪れた際、とあるお客さんに運ばれているのを見たときに、あれ?こんなんあったんか?となってメニュー表を注視するも見当たらない。

それで『あの〜、あんかけとかって…?』と小さく聞いてみると『はい、あんかけね〜』と店の親父に普通に返され出てきた。

それまでハイジに付き合って仕方なくという具合に付いてきていた店だったが、このあんかけチャーハンで虜となる。

味は至って普通だ。あんも普通。なのだが、どこの中華屋でも感じられない温かみというか家庭の味のような感覚というか。

家庭では出せそうで出せない味。なのに家庭の味。この親父にしか作れないんだろうなと思えるような、そんなあんかけチャーハンだ。

そんだけ虜になっていながら、ハイジとでないと訪れない。何故だがこの店にはハイジがセットなのである。

ハイジもハイジで、私以外の人は誘いにくいと漏らしていた。以前は誰彼構わず誘っていたが、割と小型感のこの店に、昨今は他の友人を誘いづらいのだとか。気持ちはわからんでもない。

最近はそこまで高い頻度で訪れないものの、店内に入ると親父が『あぁどうも!』と声を掛けてくれる。帰りも『またお願いしますねー』とおばさんが声を掛けてくれる。

少し前に、いつもありがとうございますと、親父がこっそり杏仁豆腐を出してくれた。内緒ですよという感じに。美味かった。まぁ、現在までも頼んだことはないのだが。

ほとんどプライベートを明かしあってはないんだが、うっすらとした常連感が嬉しい。

ただ、ハイジは覚えられていて当然なのだが、私個人はわからない。いつか別の人を誘って私を覚えていてくれるか試したいのだが、どうにもハイジとしか訪れる気がしない。



もし実家を離れて県外に移住したとしたとして、里返しした際はここのあんかけチャーハンと唐揚げを食さないと駄目な体にはなっているのだろうな、と思う。

月一周期であんかけチャーハン食わなやべぇとなる。一度食べたいと思うと仕事中もあんかけチャーハンのことばかり考えている。

この店のこれ!というのが今までなかった。私の唯一、あんかけチャーハン。