暇な深夜は漫画に限る
家を出ている弟の部屋には置いていかれたマンガが結構ある。
暇なときによく漁るのだが、何でだか13巻だけとか、続いているかと思ったら2巻だけないとか。
ワンパンマンあったときはヒャッフーってなったのに、3巻と9巻しかなかった。何でだよー。
乱雑に散らかされたマンガたちの中から、ちゃんと続いてる何種類かを見つけ出した。
そのひとつ、レイン。
まず私は手に取らない筆頭、ファンタジーもの。ギャグマンガならいいんだが、ファンタジーって、その世界の設定を把握するのが億劫なのだ。
これは人の名前だったか国の名前だったか?この名前やたら太文字で書かれてるけど何か重要な名前だったっけ?という、カタカナに翻弄されまくるのがどうにも。
マンガはたらーっと何も考えずに読みたい派なので、把握しながら読むのが苦手だ。
舞台は現代か、もしくはスポーツもの。設定が自分の知識でも補えたらいける。
しかし今回、とうとう開いた。弟の部屋の中で、わりとちゃんと揃ってるこの、レイン。
こういうの読み出してハマったら面白いのは知ってる。今夜は暇だし読むか!と。
ゴリゴリのファンタジーきたわ。開いて3ページほどで閉じかける。
いや、飛ばし飛ばしばっかの弟のマンガのラインナップの中でこいつはやたらと揃ってるんだアイツが面白いと確実に思ったはずなんだ、と何とかページをめくっていく。
えっと、これは自国、敵国、えっと、これは王女…。たどたどしくもカタカナを必死に頭に入れながら読み進めていった結果。
えー!なにこれ普通におもしろーい!^^
一気に6巻まで読んでしまった。続きが気になる!というよりか、流れでつるーんと読めてしまう。
主人公が主体となって冒険の旅へ!系かとおもったら違った。わりと、国対国の話。だから読めたのかもしれない。
違うよという意見があるかもしれんが、何となくキングダムを思い出す。
魔法、と言いつつ、まるっきり魔法に頼ってないところがいい。わりと地に足着いた知略だったり思惑だったりが印象に残る。
極端かもしれんが、がつんと魔法が出てきたときに若干の違和感すら覚えたところも。ああこれ、剣と魔法の物語やったわ、的な。
最初出てきたときはクズだったのに、最期はなんかちょっとかっこよく死んでったキャラもいた。いやぁ、そこのシーンはぐっときたね。
しばらくハマっていられるかもしれない。レイン。おもしろい。