サンド系

寒くなってきて急にアイスが食いたくなることが多くなった。

最近、私の琴線に触れるのはサンド系。

クッキーだったり、サクサクした何かクラッカー的なのだったり、ボーロ系のやわこいのだったり。

コンビニのアイスコーナーで食べたことないサンド系のアイスを見つけると、別にアイスの気分でもないのに買ってしまう。

本当に、食い物に関しては財布の紐がゆるんゆるんである。

まだまだ駆け出しのサンドアイサーなので、飽きるまでサンド系アイスを食す所存。


私の気持ち的にフィットしたのは、明治?の、チョコがコーティングされたアイスにクッキーサンドが繋がってるやつ。
一度で二度美味しいという、絶妙にインサイトを抉ってきやがる。

ざくざくとしたチョココーティングを抜けると、ちょっと刺激的だった食感を和らげるかのように、さくりほろりと砕けるクッキー。
チョコからプレーンクッキーって、味が物足りなく感じるのでは…?いいや、そんなことはない。
チョコに満たされた口内に訪れるまろやかな甘味。合う。焼肉食いながら白米かきこむ感じである。合う。

なかなかにおすすめである。



そういえば。
ちょっと名前がわからないが、とあるクッキーサンドを買ったとき。

そのクッキーサンドは、本当にクッキーだった。寸分のふにゃんふにゃんもない。がっつりと、クッキーであった。
いくらがっつりクッキーでも、普通は食べ進めていけば次第に口の熱ととろけたアイスで、ふにゃんふにゃんになるものだ。しかしそいつは違った。
おいおい、そこら辺の鼻たれ小僧と一緒にすんじゃねぇよ。本当のクッキーサンドってやつを、教えてやるぜ…と言わんばかりの存在感。
食感的にムーンライトが近いかもしれない。あれっ途端に身近に感じるな。

とにかくそのクッキーサンドは本当にクッキーだった。ただ…

そいつは、アイスと調和できていなかった。

クッキーサンドは、食感だけを楽しむものではない。
クッキーとクッキーの間には何が挟まっている?そう、アイスだ。そのアイスとの調和がとれていないようでは、真のクッキーサンドとは呼べない。

奴はただ、自分の存在感に固執しているように感じた。俺を見ろ、俺が主役だ、と言わんばかりに。

そうではない、クッキーよ。アイスと一緒にいるからこそ、お前はアイスというカテゴリに属しているのだ。つまりバーターだ。アイスがなければお前は製菓コーナー行きなのだ。

アイスは何にでも合う、そう白米のような存在だ。しかし、だがしかし。アイスコーナーの主役は、アイスなのだ。決して、ないがしろにしてはいけない。







要は私個人、ちょっとふにゃんふにゃんになってるクッキーサンドが好みなだけであった。